重量挙げ謝孟恩選手、総合格闘技尤凱文選手 二人に共通する勝利の鍵は「自信と着実さ」

【◎文/陳婷芳、蔡蜜綺 ◎翻訳/有田夏子 ◎撮影/Carter ◎寫真提供/謝孟恩】

謝孟恩氏は、高雄市桃源區出身の重量挙げ選手だ。今年タイのプーケットで開催された「2024 IWFワールドカップ」では、スナッチで155㎏、クリーン&ジャークで200㎏を持ち上げ、自己最高記錄を更新した。各地の大會で成績を伸ばす彼は、臺灣スポーツ界における重量挙げの期待の新人として注目され、2026年に名古屋で開催されるアジア競技大會や2028年ロサンゼルスオリンピックでの活躍が期待されている。

謝孟恩選手(寫真提供:謝孟恩)

尤凱文選手(撮影:Carter)

総合格闘技は柔道、ボクシング、散打などの格闘技を組み合わせた総合力が求められる競技である。尤凱文氏は「派手な動作や美しい投げ方などは追求しません。何よりも勝つことが重要です」と語る。勝つために重要なのは見た目の華麗さではなく、その技の有効性と実効性なのだという。

尤凱文氏は、かつてコーチから贈られた「物事の核心に觸れれば、僞物も本物になる」という言葉に大きな影響を受けた。この言葉から、どんな仕事でも力の限り最善を盡くすことの重要さを知ったのだという。技と戦略を磨くために常に思考を怠らない彼は、現在は自身がコーチとなってその力を発揮し、「自分の殼を破る」ことの重要性を生徒に伝え続けている。

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